すいか 大阪夏の思い付き 実は雨漏りの話
2022/06/23
梅雨の晴れ間に感じる夏からの、、
すいかをいただき、美味しく食べました。すいかはそりゃ美味しいのですが、なんか夏の雰囲気も一緒に食べているようで、梅雨の晴れ間に夏の匂いを感じます。
すいかを切っているときに、、はたと閃いたのですが、日頃よりあまりうまく説明できていないなって感じていることをすいかを使って説明してみたいと思います。
使用写真は素材写真です。頂いたすいかは綺麗なすいかでした笑。
タイル貼りの建物をすいかに例えます。タイルの部分がすいかの皮、タイルを貼り付けている下地の外壁をすいかのみの部分とします。特にALCに関しては、硬いタイルにそれより柔らかい下地、と言うことで構造的に似ています。上の写真のように、振動に気をつけてそっと運んだすいかは、割っても中身も綺麗です。みが詰まっていればなおさらひびは入りにくいですね。
落としてしまえば、こうなります。皮の硬さより強い衝撃で皮が割れてしまいます。こうしてみると、外からでも劣化(建物に例えて劣化と表現します)しているのがわかります。タイルのクラック、割れ、剥落などですし、もちろん雨漏りの原因にもなります。
さて、、
問題はこれです。皮を破壊するまでの振動ではないが、ある程度の振動をすいかに与えてしまうと、割った時にこのように中が割れています。すいかをスーパーで買って持って帰る時、振動など衝撃を与えないようにしますよね。でも、ゴロンゴロンして、割ってみたらこんなん、ってご経験がありませんか。
とにかく、この状態が建物でも起こる状態で、外見でわからない難しい雨漏りの原因です。すいかの皮も、タイルも水を通さないですから、まずは、こうして、タイルの裏に隠れたクラックがある(かもしれない)、と言うことをご理解いただけたでしょうか、、
タイル貼りの外壁も、すいかの皮のように水を通さなければ問題は起こりません。そしてタイル自体は基本的に水を通しませんから、大丈夫、、なはずですが、見落としているのが、タイル目地です。打ち継ぎ付近にあるシーリング(コーキング)目地の劣化は見ても、タイル目地からの浸水は想像しにくいので見落とされがちで、その上にタイルを貼っている中の外壁のクラックはさらに見落とされる(見えないので当然ですが、こういうのがあるとの推測でも)ことと重なります。こうして起こる雨漏りのメカニズムを理解しないまま、シーリング(コーキング)を変えたりしても、雨漏りは止まらない、、と言うのが止まらない雨漏りの、弊社経験則からの一番多いパターンです。
んん、、すいかを例にだす試みでしたが、わかりやすいかさらにわかりにくいか、と、此方も判断に迷いましたので、とりあえず、ブログ記事にしてみました。
わかりやすいって評価が多ければ、情報としてまた洗練して(笑)発信いたします。